上手く縫えることでなく、作ってみたい気持ちが大切
先週から、新しい教室でのレッスンがスタートしました。
最初の生徒さんは、大阪からお越しの小学生のママさんです。
もともと3年ほど前にスクールに通ってミシンを始めたそうですが、
当時は難しいと感じてしまったようで、
それからミシン・洋裁からめっきり離れてしまったとのことです。
でもまた娘さんのお洋服など、縫ってみたいという気持ちがわいてきたようで、
うちの教室に来てくださいました。
この日は久しぶりのミシンなので、娘さんに着せられるもので、本当に簡単なものを・・・
ということで、ロックミシンと家庭用ミシンの併用で、パンツを作りました。
裁断から、1回のレッスンで無事に仕上がりました。
他で少し勉強されて挫折してしまった経験もあったので、
どう思ってくれるかは心配していましたが、
縫えるもんやな~~めっちゃ楽しいな~~と言ってくれたのがとてもうれしかったです。
これは私の考え方なのですが、縫い方も、これが一番正しい!というものでもないと思うし、
ちょっとした歪みとか、手で作るものだから出てもいいんじゃないかな??と思います。
今、ミシンに興味がある方も、趣味で始めようと思ったんだと思うから、
最初から綺麗にできないと・・・!って自分で苦しめないでほしいなぁと思います。
ゆっくりでも続けて入れば少しずつクオリティは少しずつ上がってゆきます。
私も初めは独学だったので、ものすごい失敗もしました。
今でもすることだってあります。
本当に機械のような、いわゆる綺麗な作品が作りたいのであれば、
今は安くて可愛いお洋服だって売っているし、
きっと買った方が安いし確実。
でも、手作りのお洋服は、生地を選ぶわくわくや、作ることや、作ったものを子どもに着せる
喜びがあったり、一つの服への思いは全然違うと思います。
子育てしていく中で、お母さんが穏やかでいてくれることも、
家族にとって大切だなことだと思います。
子どもたちも、今はわからなくても、大きくなったらきっと、
手作りのお洋服がまた思い出になるのかもしれません。
お洋服、作ってみたいという気持ちを持っている方は、
ぜひチャレンジしてみてください。
お母さんたちに、沢山の笑顔の輪が広がりますように、
私も日々精進しようと思います。