うちの娘はお家が大好きな子で、運動は苦手。
習い事はしたくないそうで、幼稚園に行っても誰よりも早く家に帰りたがります。
ある意味家が好きなのはありがたいけど、幼稚園の取り組み以外でも色々と経験させてあげたいと思い、
お菓子やお料理、工作、色々本人がやりたいと思うことは、時間を作ってやってきました。
最近では本人念願のお裁縫に挑戦しました。
3歳くらいの時くらいから私の影響か、オモチャのミシンをおじいちゃんにおねだりして買ってもらい、喜んでいました。
しかしおもちゃのミシンはやりすぎてすぐに壊れてしまい、お裁縫は私自身も好きなことだし、娘が興味持ってくれてるのは嬉しいけど、細かいから本当のお裁縫はまだ少し早いかな?とも思っていたし、
また大きくなったらやろうね。
と、伝えていました。
最近6歳になった娘、私の影響なのか性格もあるのか分からないけど、ものづくりが大好きです。
6歳にもなると手先も器用になって、色々できることも増えてきました。
そろそろ一回お裁縫をやらせてみようかと思い、本人に伺うと、やりたいとのことで、早速何を作らせようか考えました。
直線で長い距離の方が縫いやすいだろうと思い、お人形の枕は?と提案しましたが反応がイマイチ。
結局、やはり作りたいものを作る方が楽しいかという結論に至り、少し細かいけど、本人の希望のシュシュにしました。
初めてだしまだ6歳。きっとまだ上手くは出来ないし、仕上げは私がするとして、今回はなんとなく体験させて楽しんでもらおうというくらいのつもりでした。
初めは私が、こうやってするんよと、1針ずつ説明し、針と糸を持たせてみると、ほぼ失敗もなく、思っていたよりあっさりと縫ってくれました。
自分は、子供のことを子供やと思って接していたなと反省。
私たち母親は、子供だから、これは出来ないだろうということを勝手に決めつけて、子供の成長を妨げてしまっていることがあります。
それは恐ろしく残念なことだけど、ほとんどの人が、成長の妨げになっているという意識はなくて、自分の気づかないうちにそうなっていってしまいます。
我が子が可愛いから、心配だから、自分が一番良く分かっているから、こうした方が良いとか、これはやめとけとか、色々言いたくなる気持ち、分かります。
当たり前だけど、車がいるとこに飛び出したらあかんとか、人が嫌がることをしたらあかんとか、そういうことは伝えます。
自分も完璧でないし、うちの子もまだ幼いから、もちろん口出しすることもあるので偉そうなことは言えません。
ですが、時々少し冷静になって子供を見守る。という事も必要なのかなと思います。
自分がこの子はこれをやったらよくないと思っていたとしても、危険な事でなければ、一度子供がやりたいようにさせる。
やらせてみたら思わぬ結果や、子供や自分にとって新しい道が拓けることもあるかもしれない。
人は年を重ねると色々と経験も積むし頑固になりやすい。だから子供にも失敗してほしくなくて色々と縛ろうとする。
だけど、子供も一人の人間です。
母親との繋がりは深いものですが、同じことを考えたり、感じたりするのとは違います。
その子にとって、良い道を歩んでいただくために、時には厳しく、時には優しく受け止めててあげることも必要。
それができるようにするためにも、
この子は私の子供という意識だけではなく、一人の人間として尊重するということを、今回のことでまた考えさせてもらえる機会となりました。
子供たちには、感謝して生きないとと、また改めて思った日でした。
娘も初めて自分で縫った作品ができてとても喜んでくれて、早速次の日に幼稚園につけていってくれました。
こうした経験がまた娘にとっても、自信となり、この先の道で何か活かされるといいなと願っています。